文学部 日本語日本文化学科 4年
大政萌子さん
（愛知県 名古屋大学教育学部附属高等学校出身）
着実に行動することで
前向きな自分へ。
不安は消えていきました。
就職活動は不安との戦いです。企業説明会に行ってみれば、そこには数え切れないほどのスーツ姿の学生たち。「この中から選ばれるだけの価値が、自分にはあるのだろうか」と感じてしまい、自信を失いそうになるのです。
不安克服のカギは、着実な行動でした。靴を3足も履きつぶすほど多くの説明会に参加したり、エントリーシートをじっくりと練ったりと、すべきことをこなしていくうちに、それまでの“就活ごっこ”をしているような、どこか他人事のようだった感覚が薄れていきました。就職活動が自分のものになっていき、「日本社会全体を底上げできるような企業で働きたい」と感じている自分に気づきました。その気持ちを軸にして就職活動に取り組み始めると、前向きに行動できるようになり、不安な気持ちは少しずつ消えていきました。
応援してくれる皆さん、
ともに活動する仲間たちが
大きな心の支えに。
キャリア支援センターの皆さんにはとてもお世話になりました。予約すれば45分間もの長時間にわたり個人面談に応じていただけ、自己PRや志望動機の添削、面接試験の練習といった指導が受けられます。私たち学生を心から応援してくださるスタッフの方々の熱意が伝わってきて、「必ずいい結果を出して恩返ししたい」という気持ちが高まりました。
就職活動のピークを迎える4年の春、大学に行く時間がないときは、名古屋の中心部・栄にあるサテライトを利用しました。午前と午後の面接の合間にサテライトに寄り、スタッフからアドバイスを受けたり、お弁当を食べながら仲間たちと「大変だよね」「でもがんばろうね！」と声を掛け合ったりしたことも、大きな心の支えになりました。サテライトで出会って親しくなった友人も少なくありません。
小さくても誠実な仕事を。
それが企業のためであり
社会のためだと思うから。
就職活動を通じてさまざまな企業と、そして自分自身と向き合った結果、自動車や鉄道といった業界が自分には向いていると感じていた私。念願だったトヨタ自動車から内定の連絡をいただいたときには、それまでに感じていた心の重荷は吹き飛びました。キャリア支援センターの方々が「就職活動で大きく成長したね！」と声をかけてくださり、さらに大きな喜びがこみ上げてきました。ずっと応援してくださった皆さんの言葉だからこそ、「本当に私は成長できたんだな」と実感できたのです。
トヨタ自動車のような大きな組織の中で、今の私にできることはほんのわずかかもしれません。ですが、小さなことでも誠実に取り組み、少しでも会社に貢献し、ひいては社会への貢献につながるような、そんな責任ある仕事をしていきたいと考えています。
- 就職活動を支えてくれたアイテム
面接対策ファイル（写真：左）
先輩たちが過去に受けた質問を大学の資料から抜き出し、自分なりの回答を事前にまとめて面接に臨みました。そのままの質問が出なくても「できるだけの準備はした！」という自信につながりました。
キャリア面談メモ（写真：右）
キャリア支援センターでの面談時のアドバイスなどを記したメモ帳です。開くたびに「私は多くの人に支えられているんだ」と思えて勇気が湧きました。
口紅
「大人の女性として、自分に似合う口紅を持ちなさい」という言葉とともに、母からプレゼントされました。面接前につけると、スイッチが入りました。
ボディスクラブ
入浴中に、エントリーシートの言い回しなどを思いつくことが多かったので、少しでもリラックスできるようにと考えて使いました。
キャリア支援センターからのメッセージ
就職活動が得意だという人はいません。誰もが初めての経験で、大きな不安を抱えるものです。キャリア支援センターはそんな皆さんの力強い味方！学生の希望や適性を何よりも重視して、オーダーメイドの支援を行います。エントリーシートの添削や面接練習はもちろん、本学独自の求人情報や就職活動に役立つ耳寄り情報まで、必要な情報をタイムリーに提供します。就職活動というビッグイベントで、自分の力が出し切れるようしっかり支援しますよ！
