今月の金城学院大学

わたしたちが見つけた地域の魅力!金城学院大学×とよたびブランド発展中!

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世界各国の地域の在り方や国際ビジネスなどを学びたいあなたにオススメなのが、国際情報学部国際情報学科 グローバルスタディーズコース。教室を飛び出して、アクティブに学ぶ機会も豊富です。今月は、ゼミの中から大橋ゼミの取り組みをピックアップ!大橋ゼミでは、3年次に豊田市観光協会とコラボレーションしたモニターツアーの企画・実施を行っています。今年度も好評のうちに終了したツアー。そこには、女子大生ならではの魅力がいっぱい詰まっていました♪

金城学院大学×豊田市観光協会 エコツーリズム 〜秋のオトナとよたび〜 学んで味わう Farm to Table 2015.11.28(Sat)行き先は、愛知県豊田市。豊田市観光協会のご協力のもと、地域の魅力が伝わるエコツアーを考えました。エコツアーとは 自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かし、地域の暮らしの安定・資源の保護を目的とする「エコツーリズム」の考え方に基づいて行われるツアーのこと大橋ゼミ3年生代表豊田 映里奈さん 金城学院高校出身 吉田 奈歩さん 松蔭高校出身 小木曽 早紀さん 名古屋女子大学高校出身 船山 津佳沙さん 四日市南高校出身【2月 START!!】2015年4月開催を目標にゼミでの話し合いをスタート!それぞれが豊田市を舞台にどんなエコツアーが行えるか、視察を繰り返してアイデアを出し合いました。なかなか良いアイデアが出ず、苦しかった時期。すでに知られている観光ガイドを見て行き先を話し合う程度になり、どこを挙げてもありきたりの内容でピンと来ませんでした。「女子大生らしい」というお題に応えるプランが見つかりませんでした。大橋先生は学生の主体性を第一に考えてくださる先生。ツアーを終えた今振り返ると、私たち自身が見つけた”やってみたいこと”をより良い形で進められるよう、様々なタイミングで的確に指導いただいていたと感じます。でも、考えている最中は「先生、もっと何か言って!」と焦っていて、気づけませんでした。【春】ツアーの軸が固まらず、開催を11月に延期することに。豊田市の名所を挙げるだけでなく、きちんとテーマを決めて、ストーリー性のあるプランを作ろうと仕切り直しをしました。考え方の軸にしたのが「金城生が考える」ということ。昨年度の先輩は、「田舎に帰ろう」をテーマにツアーを実施したのですが、世間的に見たKinjoのイメージと離れており、「なぜ金城生が田舎?」というご意見があったそうです。その声を生かし、お客さまに「金城生が勧めるものだから良い内容に違いない」と思っていただけるツアーを考えることにしました。【6月〜7月】打合せで豊田市にはフルーツ酒特区があり、ワインが製造されていると判明。さらに、田畑・森林面積の多い豊田市では野菜の生産も盛んであると知り、自動車のイメージが強い豊田市の意外な一面を伝えられるのではないかと、ワインをメインにプランを詰めることに。ただワインを飲むだけでは意外性がありません。なぜ豊田でワインなのか、どういったこだわりがあるのか学ぶツアーを行おうと話し合いました。今回の訪問先となったワイン農家「Azucca e Azucco」様では対面販売にこだわっておられたため、最初は難色を示されましたが、観光協会にも力添えをいただき、こだわりを伝えるツアー内容をご提案。ぶどう畑の見学とワイナリーでの試飲にご協力いただけることになりました。【8月〜9月】ツアーの募集期間を考えると、そろそろ内容を固めないといけないと知り、大忙し。豊田市にある、中央トラベル様のご協力のもと、具体的な1日のスケジュールを詰め、旅程を完成させました。「学んで味わう」をツアーのテーマにし、地産地消を採り入れている訪問先を探しました。その中で、フランス料理店「L’éclat de rire」様を見つけ、料理の作り方を紹介するセミナーを行っていただく手配をしました。どの訪問先の方もお話をすると、強い地元愛が伝わってきます。しっかりとその思いを理解し、お客さまに豊田市の良さを伝えなければと思いを新たにしました。当日の移動はバス。セミナー時間の都合上、昼食が遅くなるため、空腹時のアルコールで気分不良のお客さまが出ないかが懸念材料でした。そこで、ワイン畑の視察時に見つけた、豊田産食材を使ったベーカリー「まねきねこ」様に軽食の依頼をし、小腹を満たしながら、ワインを満喫できるツアーを組み立てました。【10月】名古屋リビング新聞に、ツアーの募集広告を出稿!WEBページもオープンし、ツアーの準備も大詰め!訪問先の事情により、ツアーの定員は10名。どれほど反響があるか分からず、広報量に苦労しました。メインターゲットとした20代社会人女性の読者が多い名古屋リビング新聞に広告を掲載。また、しっかりと説明をするのはWEBサイトのみとし、念入りに構成やデザイントーンを考え、自分たちの手でWEBサイトを作りあげました。【リビング新聞】【WEBサイト】「私がWEBサイトを作りました!」【11月28日】天候にも恵まれ、予定通りツアーを催行!【ツアーの流れ】9:00 名古屋駅出発<バス> 9:50 Azucca e Azuccoのブドウ畑見学 オーナー須崎様によるお話を聞きます。 11:20 ベーカリーまねきねこ様のサンドウィッチをご用意 12:00 Azucca e Azucco風の丘ワイナリーにてセミナー ワインの試飲・おみやげ付き 13:00 L’éclat de rireにて地産フレンチ&お料理のプチセミナー 16:40 名古屋駅到着「当日の添乗業務もすべて自分たちで!移動中も楽しんでいただけるよう、豊田市の豆知識を準備し、アナウンスしました。」「1.3haの畑で育つ、ワイン専用のぶどう。味見もさせていただきました!滅多に見られない光景は、お客さまからも好評でした。」「ワインといえば渋みを想像しますが、原料のぶどうはとっても甘い!驚きでした。」「お料理の作り方をセミナー形式で学習。プロの技に皆さま真剣!」「豊田産食材を使ったワインに合うスペシャルランチ。」「参加者の皆さまと。20代から私たちの親世代の方まで、男女共に幅広い方にご参加いただけました。」少人数ツアーのため、お客さまと直接お話できる機会も多く、さまざまなご意見をいただきました。ワイン通のお客さまからも、ツアー内容に満足したと感想をいただいたのは、とてもうれしかったです。まだ知られていない豊田の魅力を広めることができたと自信が持てました。今年で2回目となった大橋ゼミのエコツアー。後輩に引き継ぎたいのは、「とよたび」ブランドの構築です。今はまだ参加人数も少ないですが、毎年、濃密なツアーを実施し、「とよたび=金城生が提案するツアーは奥が深い!満足できる!」とファンを増やしていくことが理想です。今回のツアーは、お客さまからも「金城生らしい」と意見をいただけ、昨年度の反省点はクリアできました。【12月6日】日本エコツーリズム協会主催「第7回全国エコツーリズム学生シンポジウム」にてツアーの成果をポスター発表!取り組み・成果をまとめたポスターを制作!ツアー催行から発表まで1週間足らずだったため、大変でした。エコツーリズムのシンポジウムということで、来場者や他の参加者は観光学を中心に学んでいる方がほとんど。国際情報学部という私たちとは違った視点の意見を多く聞くことができました。多くの学校が自然の体感をテーマにする中、「ワイン」という自然の先にある生産物を知り、学ぶツアーを行ったことに、「おもしろい発想」「女子大生らしい視点」と評価をいただきました。準備は大変でしたが、今回のツアーを実行できて良かったと思いました。他大学の発表を聞くと、皆さん計画段階で念入りな調査をしていることに気づきました。地域にはどんな魅力があるか、人の流れはどうか、経済効果まで考えています。まだまだ考えるべき点がある。気づけたことは大きな収穫です。来年は後輩たちが新たなツアーを行います。今回の反省点を伝え、より良いツアーになるようサポートしていきたいと思います。

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2008.金城学院大学