文学部 外国語コミュニケーション学科2年の神谷 莉那です。
杭州師範大学も日本と同じく、夏休み。
9月から新学期がはじまります。
長期休暇は、一時帰国する学生もいますが、
私はせっかくの留学期間に日本に帰るのがもったいないと思い、
天津市の天津師範大学へ1ヶ月間の短期留学をしてきました。
実は、6月の学期末試験で優秀な成績を収めたことで、
杭州市から3,000元の奨学金をいただいたのです。
その使い道として、もっと中国語を学ぶため短期留学を決めました。
中国はご存じのようにとても広いです。
南方の杭州と北方の天津は、飛行機で2時間、
高速鉄道だと6時間もかかります。
言葉、文化、街の雰囲気も異なり、同じ国とは思えません。
天津はトヨタ自動車の工場があり、日本人が大勢住んでいます。
そのため、日系スーパーや日本人経営の美容室もあり、
日本らしさを感じることも多々ありました。
学校での勉強は、杭州でも天津でもテキストが主体です。
でも、中国にいるなら、生きた中国語にもっと触れたいと思い、
短期留学から戻った後は温州市に住む、
中国人の友人宅へホームステイをさせてもらいました。
多くの日本人と同じように、中国でも一般的な日常生活では、
外国人と交流する機会はなかなかありません。
私が訪問を知ると、町中の人が総出で歓迎をしてくれました。
本当の家族のように接してくれて、心温まる時間が過ごせました。
一方、ホームステイで気づいたことも。
毎日、夕食を20品以上用意してくれたのですが、ほとんどの品が口に合わない...。
日本と同じ野菜や魚を使っていても、味がまったく違うのです。
これが中国の家庭料理の味なのでしょうが...。
中国に来て、思ったより食事がおいしいと満足していましたが、
無意識に食べやすそうなものを選り好みしていたようです。
他国の文化の中で過ごすのは、やはりなかなか大変です。
でも、中国の生活にもだいぶ慣れたと思います。
連休があれば、いろいろな所に出かけるようにしています。
中国人の友人と1泊旅行で訪れた西塘、
杭州のアニメフェスティバル(ほとんどが日本の作品!)、
北京、上海、蘇州、香港、学校近くのプールや公園。
前の学期で帰国してしまった仲間もいたので、
たくさんの思い出ができてよかったです。
最近は、中国語を話す恐怖心も消えて、
間違えてもいいから積極的に話すようにしています。
留学生活もあと4カ月。
いかに有効的に、楽しく過ごすことができるか、
最近、よく考えるようになりました。
中国語を活かして、何かを始めたいと計画中です。
次のエアメールでお伝えできればと思います。