文学部 英語英米文化学科2年 伊藤 ほの香です。
6月からタイのパヤップ大学
インターナショナルカレッジ English Communication学科で勉強をしています。
インターナショナルカレッジという名前だけあって、学生は多国籍。
アジアを中心に世界各国から学生が集まっています。
特に東南アジア各国の学生との交流が楽しいです。
日本にいたころは、どこの国がどういう文化を持つのかよく分かっていませんでしたが、
各国の学生と接することで、お国柄やそれぞれの文化を知ることができました。
一方で、ショックだったことも・・・。
日本と同じように、アジアでも英語が母国語ではない学生が多いものの、
そのSpeakingはネイティブレベル!自分の英語力に焦りを感じました。
でも、勉強すれば同じくらい英語を使いこなせるということ。
私も負けずにがんばります!
学生生活は、ようやく慣れたというところです。
語学学校よりもさらに、予習・復習・宿題がハードになりました。
パヤップ大学での授業はPower Pointを使った教材が中心。
E-Learningで授業内容が簡単に確認できるので、復習は楽に行えます。
私が一番印象に残っている授業がPeace and Authentics。
現代日本のポップカルチャーについてプレゼンテーションをしました。
というのも、タイに留学して、「日本」のイメージは「サムライ」であることに直面。
"日本の何を知っている?"と聞いても、伝統的な文化しか答えが返ってこないのです。
タイでは、現在、外国のポップカルチャーというと韓国の文化を連想することが多いそうです。
そこで、ヨーロッパで人気に広まっている日本の「カワイイ文化」について紹介をしました。
4日間という準備期間しかなく、徹夜で原稿を用意するなど大変でしたが、
満足のいく発表をすることができました。
先生やクラスメイトからの質問も多く、
それだけ興味を引く発表ができたことに、自分の成長を感じました。
何より、各国の友だちから、
「カワイイのイベントはやらないの?」「東京に行ってみたい!」と
声をかけてもらえたことが嬉しかったです。
"文化は国を越える"ことを実感しました。
留学中に、他国の文化を知るだけでなく、日本の良さももっと広めていきたいです。
留学して、想定外に良かったことがあります。
それは、計らずとも"トライリンガル"になっていること!
学校では英語の授業を受けていますが、一歩街に出れば当然タイ語が必要になります。
まだまだ日常で不便を感じることはありますが、
あいさつもままならない状態だった当初と比べると、随分成長したと思います!
今では屋台などで使う日常会話はもちろん、簡単な文字も読めるまでになりました。
(学校でも、週に2度、タイ語の授業があります!)
言語は、やはり実際に使って覚えていくことが一番なのだと実感しました。
タイの人が、みなさん優しいのも語学力が伸びる理由だと思います。
間違っても言い直して正しい言い方を教えてくれたり、
違う表現を教えてくれたりします。
失敗しても大丈夫と分かっているので、恐れずに話かけることができるのです。
また、日本語と同じように、タイ語にも方言があります。
パヤップ大学のあるチェンマイはもちろんチェンマイ弁(?)。
屋台の人を真似してチェンマイ弁で挨拶をすると、すごく嬉しそうに微笑んでくれます。
留学期間は残すところ半年ですが、もっと喋れるようになって、
多くの人と交流をしたいです。